ベトナム電力会社ハノイ(EVNHANOI)の統計によると、5月27日のハノイ市の電力消費量は7530万kWhでしたが、5月28日には9870万kWhに達し、24.8%増加しました。5月29日には10280万kWhに達し、過去最高を記録しました。ピーク負荷も同日の午後2時30分に4891MWに達しました。
EVNHANOIの代表者は、ハノイ市の電力需要の55%以上が生活用電力の管理に依存しているため、猛暑による需要の急増は、配電網の運用に大きな負担をかける可能性があると述べています。蒸し暑く、厳しい日差しが続く天候は、電気機器の稼働状況にも大きな影響を与え、効率の低下につながります。
ベトナム国立気象水文予報センターの予測によると、今後、猛暑は複雑な状況が続くと予想され、猛暑日は平年より多くなると予想されています。
そのため、EVNHANOIは、顧客に対し、電力の節約と効率的な使用を呼びかけています。不要な電気機器の電源を切る、ピーク時間帯(毎日午後12時から午後3時、午後10時から午後12時)の電力消費量の多い機器の使用を控えるなどです。特に、エアコンの使用については、必要最低限に抑え、設定温度は26℃以上に設定する必要があります。電力の節約を徹底することで、電気事故のリスクを軽減することもできます。