2024年5月22日、DNP株式会社(証券コード:DNP)は、武丁度氏と潘秋江氏から取締役辞任の申し出を受けました。
度氏と江氏の辞任は、本日午後(5月24日)に開催される2024年度定時株主総会で承認された後、効力を発揮します。
武丁度氏は1982年生まれで、経済学士号を取得しています。DNPホールディングスに入社前は、ベトナムとシンガポールにあるKPMG監査法人にて監査業務に従事し、SSI、VNDirectなどの大手証券会社で投資分析、投資、資本市場、M&A、デリバティブなどの分野で上級職を歴任しました。
2012年にDNPに入社し、執行役員に就任。2014年には社長兼会長に就任しました。2022年の定時株主総会では、2022年から2027年の任期で会長に再選されました。
DNPホールディングスの記録によると、武丁度氏は、同社の水インフラ開発会社、水インフラ関連資材製造会社、建設資材会社などの発展に投資し、共同設立者として参画してきました。
潘秋江氏は1979年生まれで、2017年にDNPホールディングスに入社しました。水事業と建設資材業界の企業で、取締役、監査役、執行役員などの役職を歴任してきました。2021年7月には、2022年から2027年の任期でDNPホールディングスの取締役会メンバーに選出されました。
度氏と江氏が任期満了前に突如辞任を申し出たことは、多くの投資家に衝撃を与えました。DNPの企業統治報告書によると、度氏はDNPホールディングスの役職を辞任する意向ですが、同社の大株主であり、1278万株(発行済み株式の10.75%)を保有しています。
度氏は、DNPに加えて、タスコ株式会社(証券コード:HUT)とサイゴン総合サービス株式会社(Savico、証券コード:SVC)の会長も務めています。
以前、5月初旬には、武成ベトナム氏が取締役辞任の意向を取り下げました(辞任届は3月28日提出)。また、アキル・ジェイン氏も取締役辞任を申し出ています。
3人の取締役が辞任したことで、DNPホールディングスの取締役会は、呉徳武常務取締役副会長、黄英俊氏、阮氏ヒエン氏、武成ベトナム氏の4名となりました。