米国の匿名の当局者3人は、
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に対し、8月5日にイラクの軍事基地に対する攻撃で、米軍兵士が負傷したと述べた。これは、先週、ハマスの高官やヘズボラの高官が暗殺された後、中東の緊張が高まっている中での出来事だ。
情報筋によると、ロケット弾攻撃はイラクのアル・アサド基地で発生したという。
「基地の要員が攻撃後の被害状況を評価している」と情報筋は述べた。
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によると、2発のカタユシャロケットがイラク西部の基地に飛来し、そのうち1発が基地内に落下した。攻撃の責任者はまだ明らかになっていない。
先週、米当局者は、米国がイラクで防衛目的の空爆を行ったと述べた。米国は、米軍および連合軍に対する脅威となる無人機の発射を準備していたとされる武装勢力を標的にしたと主張している。
イラクには、2,500人の米軍兵士が駐留しており、イランの支援を受けた民兵組織も存在する。イラクでは、昨年10月にイスラエルとハマスの紛争が勃発して以来、報復攻撃がエスカレートしている。
今年初めに、
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は、昨年10月のイスラエルとハマスの紛争開始以来、イラクの米軍基地が少なくとも58回、シリアの基地が83回攻撃されたと統計を公表した。使用された武器はミサイル、ロケット、無人機である。
これらの数字は、緊張が緩和されていないため、ここ数か月で増加していると考えられている。現在、イスラエルとイランの対立が激化する中、中東の情勢はさらに緊迫している。両国は互いに攻撃と報復をちらつかせている。