ベトナムの公共投資支出は29.39％に達する
7月16日、ファム・ミン・チンのベトナム首相は、今年の公共投資促進に関する政府常任委員会の全国オンライン会議を主宰しました。
計画投資省のグエン・チ・ズン大臣は、今年上半期の公共投資支出状況に関する報告の中で、7月10日までに中央政府機関と地方政府が各任務とプロジェクトに詳細に割り当てた資金は639兆4,000億ドンに達し、割り当てられた計画の95.5％に達したと述べました。未配分の資金は29兆9,000億ドンです。
支出状況については、今年1月1日から6月30日までの支払額は196兆7,000億ドンと推定され、首相が割り当てた計画の29.39％に達しました。2023年同期は30.49％でした。
グエン・チ・ズン大臣は、今年上半期の全国的な支出率は2023年同期よりも低いと述べています。その中で、国家予算からの支出率は改善が見られ（30.51％、2023年同期は28.34％）、地方予算からの支出率は28.77％と、2023年同期（32.76％）よりも低くなっています。
計画投資省の長官は、中央政府機関の33機関と地方政府の28機関の支出率が全国平均を下回っていると述べています。その中には、2024年の計画資金の割合が大きいにもかかわらず、支出率が低い機関も含まれています。
中央政府機関と地方政府の多くは、2023年同期に比べて良い支出結果を維持できていません。具体的には、中央政府機関の15機関と地方政府の33機関が、2023年同期に比べて支出額が少なくなっています。
2024年の計画が2023年よりも高い地方政府もいくつかありますが、2023年同期と比較して支出額が大幅に低くなっています。例えば、ホーチミン市は4兆6,043億5,100万ドン減、クアンガイ省は1兆5,103億400万ドン減、ハイフォン市は1兆4,769億6,800万ドン減、バックザン省は1兆976億7,200万ドン減、ドンナイ省は8,390億4,000万ドン減となっています。
さらに、国家重要プロジェクト、交通運輸部門の重点プロジェクト、地域間交通プロジェクトの支出率も低くなっています。2023年6月13日現在、国家重要プロジェクトと交通運輸部門の重点プロジェクトの支出率は27.4％、地方政府が管理する地域間交通プロジェクトの支出率は17.2％に過ぎません。
2024年の計画資金が大きいにもかかわらず、支出率が低いプロジェクトには、ホーチミン市環状道路3号線プロジェクト、首都ハノイ環状道路4号線プロジェクト、ビエンホア-ブンタウ高速道路、カインホア-ブオンマチュオト高速道路、ドンダン-トラリン高速道路などがあります。
ODA資金と海外の援助機関からの優遇融資を使用したプロジェクトの支出率は依然として低く、首相が割り当てた計画の12％に達しており、全国平均の29.39％よりも大幅に低くなっています。
今年上半期の公共投資支出は、2023年同期よりも低くなっています（写真：Tien Thanh）。
8つの対策、計画の95％の支出を目指して
グエン・チ・ズン大臣は、公共投資支出を促進するために、中央政府機関と地方政府に対して8つの対策を提案しています。
目標は、今年の公共投資支出を割り当てられた計画の95％以上に達することです。グエン・チ・ズン大臣は、500kV回線3号プロジェクトを、プロジェクトの実施における指導、指示、促進の典型的なモデルとして例に挙げています。
第一に、プロジェクトの投資手続きと入札の完了を迅速化し、審査機関に提出する前に書類の質を徹底的にチェックし、要件を満たしていないために書類を修正する作業を減らすことです。
さらに、各プロジェクトの詳細な支出計画を作成し、月ごと、四半期ごとの支出計画を厳守することです。
第三に、プロジェクトの補償と用地取得の進捗を加速することです。第四に、土地と資源に関する困難と障害を取り除くことに集中することです。
第五に、支払い手続きを5営業日以内に完了し、完成して使用を開始したプロジェクトの決算承認と資金の支出の手続きを迅速化することです。
第六に、公共投資支出の監視を強化し、規律と秩序を厳しくすることです。
グエン・チ・ズン大臣は、能力が不足している、停滞している、責任感がない、故意に困難を引き起こして資金支出の進捗を阻害している公務員をタイムリーに交代させることを提案しています。公共投資管理における不正行為や腐敗行為は断固として取り締まらなければなりません。
第七に、自主性、創造性、自力、自立の精神を発揮し、他人に頼ったり、過度に慎重になったり、責任を恐れたりしないことです。最後に、地方政府の予算を開発投資に充てることを保証することです。
