CNTグループ株式会社(証券コード:CNT)は、同社の共通データシステムのソフトウェアにアクセスできないという問題が発生したことを発表しました。この問題により、2023年9月から2024年6月までの会計データが失われ、
同社は必要なすべての措置を講じたものの、データを復元することはできなかったと述べています。
上記理由により、CNTグループは、元の文書からデータを手動で収集および処理する必要があります。同社は、データの再構築には時間がかかり、2024年第2四半期の財務諸表および2024年上半期の監査報告書の完成に影響を与える可能性があると述べています。
CNTグループは1981年に設立され、元々は物資輸送供給事業でした。2003年、同社は建設省の決定により株式化され、建設・物資販売株式会社となりました。
40年以上の活動を通じて、CNTグループは、建設業界に関連する全国の主要なプロジェクトの設計、コンサルティング、建設に携わってきました。同社は2001年から不動産投資と開発を行っており、キエンジャン省、ホーチミン市、バーリア・ブンタウ省に多くのプロジェクトがあります。
さらに、同社は、トリアン水力発電所、タッモ水力発電所、ダミハムトゥアン水力発電所、東西高速道路、トゥティエントンネル、トゥティエン橋、オモン・カン・トー火力発電所などの国家規模のプロジェクトに、大量の建設資材を供給しています。建設資材の製造も行っています。
2024年度定時株主総会議事録に記載されている経営陣の発表によると、CNTグループは、ハティエン新都市に未販売の土地を保有しており、クチ(ホーチミン市)、ロンアン省、ブンタウ省にも土地を保有しています。現在、同社は、さまざまな地域で投資促進活動を進めるとともに、M&Aによる土地の開発に力を入れています。
同社は、ホンマ株式会社という唯一の大株主がおり、発行済み株式の88.1%を保有しています。この大株主は、CNTグループ会長のファム・クオック・カン氏と関係があります。今年は、売上高2400億ドン、税引き後利益1180億ドンを目標としており、前年比でそれぞれ34%と45%減少する見込みです。