ネスレベトナム株式会社

ネスレベトナム株式会社は1995年に設立された、100％外資系企業であり、世界最大の食品・飲料会社であるネスレS.A.の傘下企業です。ネスレS.A.は現在191カ国に存在し、世界中に328,000人の従業員を抱え、スイスのヴェヴェイに本社を置いています。ネスレは、世界中の消費者の生活の質を高め、より健康的な未来に貢献することを約束しています。ベトナムへの長期投資へのコミットメントに基づき、近年、ネスレグループはベトナムの工場で新設、拡張を行い、ベトナムの消費者の食生活、栄養、健康的な生活ニーズに応える多様な製品を開発してきました。

現在、ネスレベトナムは、ドンナイとフンイエンに食品・飲料の製造工場を4つ運営し、全国で2,000人以上の従業員を雇用しています。ベトナムのネスレのすべての工場は、グループ全体の統一された品質基準を満たすように設計・建設されており、環境保護、汚染防止に関するベトナムの法律を常に遵守し、排出削減、節水などのイニシアチブを採用し、製造におけるゼロ排出（Path to Zero）を目指しています。

上記の4つの工場に加えて、ネスレグループは、ロンアンとフンイエンにラヴィミネラルウォーターの製造工場を2つ所有しており、ネスレのピエールヴィテルとロンアンTMTHの合弁会社であるラヴィベトナム株式会社が直接管理しています。

現在までに5億2000万米ドルを超える累積投資額により、ネスレベトナムはベトナムで最も成功した外資系企業の1つとなり、ベトナムの経済社会の発展に貢献しています。ネスレベトナムは、常に2桁成長を維持しており、国家予算への貢献、持続可能な農業開発、環境保護、栄養教育、体力向上、ベトナムでの健康的な生活への積極的な取り組みが認められています。

ネスレベトナムは、事業の発展、国家予算への貢献、経済社会の発展への貢献に加えて、コミュニティと地域のための持続可能な発展のための「共通価値の創造」活動やプロジェクトを強化しており、栄養、水資源、農村開発の3つの分野に重点を置き、中央政府と地方政府と協力して実施しています。代表的なプロジェクトや活動としては、水資源保護に関する教育プログラム「WET」、学生の体力向上を支援する「ベトナムの活力」プログラム、教育省と保健省と連携して、子供たちの適切な栄養教育と体力向上を目的とした「学校栄養」プログラム、ネスカフェプランの持続可能なコーヒー開発における西原省の農家との連携プログラム、農業・農村開発省との持続可能な農業開発と気候変動への対応のための官民連携プロジェクトなどがあり、多くの成果を上げています。

同社は、「国家グリーン環境賞」を受賞し、環境賞、生徒の体力向上における優れた業績に対する表彰状、2017年には5年連続で税制、法令遵守の優れた業績が認められ、表彰状を受賞しました。2017年11月、ネスレベトナムは、ベトナム商工会議所が関係省庁（環境省、労働傷痍軍人社会省、工業貿易省など）と連携して実施した「2017年ベトナム持続可能な企業トップ100」にランクインしました。これは、ネスレベトナム株式会社がベトナムの経済社会の発展と、ベトナムとその国民のための持続可能な発展へのコミットメントに対する努力と貢献が認められたものです。