ロシア国防省は7月23日、モスクワのIskander-Mミサイルシステムの運用チームが、ハリコフ地域の西側アドバイザーと傭兵のための臨時配備地点を攻撃したと発表した。
発表によると、この事件でウクライナの外国訓練生約50人が死亡したという。
「Iskander-M戦術ミサイルシステムの運用チームは、ハリコフ州デルガチ村にある、西側諸国の訓練生と傭兵のための臨時配備地点を攻撃した。攻撃の結果、外国の訓練生約50人が死亡した」と発表は述べている。
ロシアは、西側の訓練生、アドバイザー、傭兵がウクライナに赴き、隣国におけるモスクワの特別軍事作戦に対するウクライナ軍を支援していると繰り返し述べてきた。
これまでに、ロシアはアメリカ、イギリス、ジョージア、その他の西側諸国の傭兵を戦闘から排除したと発表している。ロシアは、外国国民に対し、モスクワとの戦闘のためにウクライナに赴かないよう繰り返し警告してきた。
ロシアは、国際人道法に基づき、傭兵は捕虜としての権利を与えられないと強調している。
ロシア国防省によると、紛争勃発以降、ウクライナでキエフ側に加わって戦っている外国の傭兵は1万3,000人以上いるという。ロシアは、そのうち6,000人が死亡したと述べている。
ウクライナはこれらの数字についてコメントしていない。
Iskander-M戦場ミサイルシステムは、射程距離最大500kmの敵の小型目標や静止目標を攻撃するために設計されており、ミサイル発射台、多連装ロケットシステム、長距離砲、空港の航空機やヘリコプター、指揮所や通信施設、中心部や人員集中地点が含まれる。