インドのニュース機関
ANI
は、インドの治安当局筋の話として、バングラデシュの辞任した首相、シェイク・ハシナ氏とその妹、その他の人々を乗せたC-130が、国境付近に近づいた際にインドの治安当局によって監視されていたと報じている。
この飛行機はその後、首都ニューデリーに向かい、インドのガジアーバードにあるヒンドン空軍基地に着陸した。C-17とC-130Jスーパーヘラクレスの格納庫の近くに駐機したとされている。
報道によると、シェイク・ハシナ氏はインド空軍の高官によって迎えられた。外交筋の話として
PTI
が伝えているところによると、シェイク・ハシナ氏は最終目的地であるロンドン(イギリス)に向かう可能性が高いという。
この軍用輸送機がハシナ氏をインドから運び出すのか、それとも別の飛行機でロンドンに向かうのかは、まだ明らかになっていない。
インドは、ダッカからの要請を受けて、ハシナ氏の飛行機のために領空を通過する安全な経路を開設することを決定したが、ニューデリーはダッカにおける不安定な状況に対しては、いまだに何の反応も示していない。インドは声明の中で、隣国での事態を注視していると述べている。
これより前に、バングラデシュ軍司令官のワカル・ウズ・ザマン将軍は、シェイク・ハシナ首相が辞任し、8月5日の午後、南アジアの国で暴力事件が勃発し、拡大する中で、首都ダッカから飛行機で出発したことを確認した。
声明によると、間もなく暫定政府が樹立されるという。「私は国に対してすべての責任を負う。協力してほしい」と、ワカル・ウズ・ザマン将軍はテレビ演説で述べた。