ベトナム建設輸出入株式会社(Vinaconex、証券コード:VCG)会長のダオ・ゴック・タイン氏が、7月26日付で辞任したことが発表されました。
タイン氏は、高齢と長期療養を理由に辞任を希望しました。
Vinaconexの取締役会は、タイン氏の後任に取締役のグエン・フウ・トイ氏を任命しました。トイ氏は現在、Vinaconexの副社長を務めています。
同日、取締役会は8人のメンバーで構成される戦略委員会の設立を承認しました。タイン氏は委員会の議長、トイ氏は副議長を務めます。
Vinaconexによると、戦略委員会は、同社の製造・営業活動について包括的な調査と評価を行い、経営戦略、発展方向に関する内容を提案し、取締役会が承認または株主総会に提出して承認を得た上で、執行の監督を行います。
委員会の議長は、委員会の組織規則と活動規則を策定し、取締役会に報告して承認を得て実施します。
ダオ・ゴック・タイン氏は、1946年12月30日にハイフォン省ニンジャン県で生まれました。建設技師として、1971年から建設大学で教鞭をとっていました。タイン氏は現在、建設学の博士号を取得しています。
2004年、タイン氏はエコパークグループ株式会社の社長に就任し、ビジネスの世界に足を踏み入れました。タイン氏は、コタナグループ株式会社の会長職も兼任していました。
2018年末、SCICはVinaconexの国家資本株式を売却しました。資本金がわずか5,000億ドンしかないアン・クイ・フン社がVinaconexの親会社になるというニュースは、市場に衝撃を与えました。当時、Vinaconexの時価総額は1兆2,000億ドンに達していました。
その後まもなく、アン・クイ・フン社は、Vinaconexの株式2億7,800万株(発行済み株式の62.9%)をパシフィック・ホールディングス株式会社に譲渡しました。この取引の後、パシフィック・ホールディングスがアン・クイ・フン社に代わり、Vinaconexの親会社となりました。
2019年、ダオ・ゴック・タイン氏はVinaconexの会長に就任し、同社におけるパシフィック・ホールディングスの株式を代表しました。
2019年初頭、グエン・フウ・トイ氏もVinaconexの取締役会に選出されました。トイ氏は1959年生まれです。現在、トイ氏は、建設12号株式会社、Vinaconex・ダン・クアット株式会社、Vinaconex 16号株式会社などのVinaconex関連会社の会長職、および李太祖教育株式会社の社長職を兼任しています。