ベトナム株式市場は本日(7月9日)活発な取引となり、指数と出来高の両方でプラスを記録しました。VN-Indexは10.15ポイント(0.79%)上昇し、1,293.71ポイントで取引を終えました。VN30-Indexは5.95ポイント(0.45%)上昇しました。HNX-Indexは2.51ポイント(1.03%)上昇し、UPCoM-Indexは0.67ポイント(0.68%)上昇しました。
出来高は、最近の低調な取引から大幅に改善しました。HoSEの出来高は8億2,180万株(218億1,955万ドン)、HNXの出来高は6,672万株(15億5,546万ドン)、UPCoMの出来高は6,060万株(11億6,864万ドン)でした。
市場全体では、上昇銘柄が優勢で、571銘柄が値上がり、33銘柄がストップ高、338銘柄が値下がり、13銘柄がストップ安となりました。HoSEでは、295銘柄が値上がり、8銘柄がストップ高、155銘柄が値下がり、ストップ安はゼロでした。
GVRは引き続きVN-Indexへの貢献度が最も高く、今回は1.6ポイント貢献しました。GVRは4.1%上昇し、38,000ドンで取引を終え、810万株が売買されました。
また、本日のVN30では、他の24銘柄が値上がりし、多くの銀行株が回復したことで、市場全体にプラスの影響を与えました。HDBは3.5%上昇し、1,470万株が売買されました。BCMは3.3%上昇し、BVHは2.6%上昇し、MBBは2%上昇し、VPBは1.8%上昇し、3,200万株が売買され、市場で最も高い出来高を記録しました。POWは1.7%上昇し、約2,400万株が売買されました。
プラスチック・化学品セクターの銘柄は引き続き注目を集めており、多くの銘柄が大幅に値上がりしました。DHB、LAS、SPC、VTZ、CSV、BFC、SFGがストップ高となりました。DRIは5.4%上昇し、DDVは5.1%上昇し、VHGは5%上昇し、LIXは2.5%上昇し、PHRは2.2%上昇しました。
物流・倉庫セクターの銘柄も値動きが活発で、VIPとVTOがストップ高となりました。SRTは7.6%上昇し、GSP、GMD、VTPも値上がりしました。一方で、同セクターの銘柄の中には、利益確定売りが出て大幅に値下がりした銘柄もありました。例えば、HVNは3%下落し、SGPは2.3%下落し、ACVは1.7%下落し、HAHは1%下落しました。
電力・水・石油・ガスセクターの銘柄は好調でした。HoSEでは、SMAがストップ高となりました。VSHは5.5%上昇し、REEは4.5%上昇し、PPCは2.9%上昇し、GEGは2.6%上昇し、SJDは2.2%上昇し、NT2は2.1%上昇し、KHPは2%上昇し、PGCは1.7%上昇しました。
金融サービスセクターの銘柄は、ストップ高銘柄こそなかったものの、再び上昇基調に戻りました。CTSは5.7%上昇し、EVFは5.7%上昇し、BSIは3.9%上昇し、FTSは3.2%上昇し、VDSは3.1%上昇し、VIXは2.7%上昇し、AGRは2.6%上昇し、HCMは2.4%上昇しました。
投資家は、VN-Indexが7月中に心理的な抵抗線である1,300ポイントを突破する可能性に期待を寄せています。マクロ経済指標が好調であること、および上場企業の第2四半期の業績が堅調であることから、市場の上昇を支えています。
また、トレーダーは、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げを行う可能性に期待しており、これが第3四半期の市場上昇を支援すると見られています。
大型株の評価が低いこと、およびVN-Indexの予想PERが12倍台で、利回りが8.3%であることを考えると、貯蓄金利が上昇傾向にあるにもかかわらず、株式市場は他の投資手段に比べて依然として魅力的です。