午後の取引開始直後から強い売り圧力が発生し、市場の主要指数は軒並み反落しました。VN-Indexは上昇幅が大幅に縮小し、1.36ポイント(0.11%)上昇の1,281.18ポイントで取引を終えました。
VN30の銘柄は市場の動向を左右する重要な役割を担っています。上昇した銘柄は15銘柄で、VN30-Indexは5.48ポイント(0.42%)上昇しました。HNX-Indexは0.07ポイント(0.03%)上昇、UPCoM-Indexは0.34ポイント(0.34%)上昇しました。
市場の出来高は前日と比較して改善し、HoSEでは6億8,425万株(16兆4,138億7,000万ドン)、HNXでは5,893万株(1兆1,133億7,000万ドン)、UPCoMでは5,873万株(1兆473億5,000万ドン)でした。
HoSEでは、上昇銘柄は211銘柄、ストップ高は11銘柄、下落銘柄は215銘柄、ストップ安は4銘柄でした。ストップ安になった銘柄には、ベトナム航空のHVNが含まれています。
HVNは一時33,800ドンまで上昇しましたが、その後急落し、HoSEのストップ安となる31,250ドン/株で取引を終えました。出来高は1,060万株で、買い注文はゼロでした。そのうち、ストップ安で約定した株数は330万株と最も多くなっています。
一方、同じ航空業界の他の銘柄では、VJCは1.2%上昇、SCSは1.4%上昇、VNSは0.9%上昇しました。
不動産セクターでは、NVLは午前中は値動きが激しく、一時上昇しましたが、午後は売りが強まり、4.5%下落して12,600ドンで取引を終えました。出来高は2,260万株と高水準でした。
関連する動きとして、ノバグループ株式会社は、ノバランド不動産投資グループ株式会社(Novaland)のNVL株200万株を売却登録しました。売却理由は投資ポートフォリオの調整と債務構造の改善です。売却期間は7月18日から26日までを予定しています。売却が成立した場合、ノバグループのNovalandにおける保有比率は17.892%から17.788%に低下します。
他の不動産銘柄では、ITAが5.8%下落、CKGが3.8%下落、DXSが3.8%下落、CCLが3.2%下落、PDRが3.2%下落、DXGが2.4%下落しました。一方、SIPは5%上昇、TIPは4.3%上昇、TDCは2.3%上昇、VPHは2.1%上昇、BCMは1.9%上昇など、上昇した銘柄もありました。
医療セクターの銘柄は、市場全体が調整傾向にあるにもかかわらず、依然として活況を呈しています。VMD、IMP、DCL、OPC、DHG、DBD、JVC、DBTは軒並みストップ高となり、売りが多く、ストップ高の買い注文もありました。
HNXでは、DVM、AMV、VHEがストップ高、DP3が5.8%上昇、DTGが6.3%上昇、PMCが3.7%上昇しました。UPCoMでは、DP1、PBC、DAN、DVN、MRF、DDN、GPCがストップ高となり、上昇幅は15%に達する銘柄もありました。TTDは8.3%上昇、TW3は7.8%上昇、MKPは6.7%上昇、CDPは6.2%上昇、DTPは6%上昇、CNCは4.4%上昇しました。
銀行セクターでは、NABが4.3%上昇、MBBが2.2%上昇、HDBが1.4%上昇、BIDが1.3%上昇、CTGが1.2%上昇、VPBとTPBはともに1.1%上昇しました。他の銘柄は小幅上昇でしたが、VCB、STB、TCBなど、時価総額が大きい銘柄はVN-Indexの値上がりを支える重要な役割を果たしました。今回の取引では、BIDがVN-Indexに1.21ポイント、VCBが0.7ポイント、MBBが0.6ポイント、CTGが0.5ポイント貢献しました。
外国人投資家の取引では、市場全体で235億ドン売越となりましたが、前日と比較して売越規模は縮小しました。売越が大きかった銘柄はMWG、MSN、TCB、VNDでした。一方、買越された銘柄にはNLG、FPT、TPBなどがありました。